@article{oai:miyazaki-u.repo.nii.ac.jp:00006755, author = {Kim, Jihyun and 金, 智賢 and Kim, Jihyun and 金, 智賢}, journal = {宮崎大学教育学部紀要, Memoirs of the Faculty of Education, Miyazaki University.}, month = {Mar}, note = {本研究では、日本語発話文の直接引用の一部となる発話文の名詞化構文を取り上げ、先行研究を踏まえた独自の分析を行った上で、名詞句表現にかかわる発話文の直接引用において韓国語との対照分析を試みた。モダリティなどを含む発話文がそのまま名詞と結びつく名詞化構文は、日本語では様々な名詞に広がっていて生産性も高い。本稿では、当該構文を構成する名詞には特定の発話文に象徴される事態と結びつきやすい抽象的な名詞という共通性があること、この構文は韓国語にはほとんど見られないことを指摘し、その理由の説明を試みた。日本語と韓国語では、発話文の直接引用そのものにおける両言語の構造的な相違が存在する。韓国語では発言や思考の内容を表す名詞がその内容を示す発話文と結びつくといった一般的なもの以外は引用表現が日本語のように広がっていないが、それは直接引用と間接引用の形が明確に区別されることが要因であることを指摘した。一方で、日本語は様々な名詞が直接引用、間接引用の主名詞になるだけでなく、韓国語と違って直接引用と間接引用の作り方が基本的に同じであり、「という」をつけることで引用が成立するといったシンプルなメカニズムによるところが大きいということを論じた。発話文の直接引用はこれまで特段注目されていなかったが、言語間の対照分析で新たな知見が得られる可能性が高い。本研究はその手がかりを提供するものである。}, pages = {53--61}, title = {発話文の直接引用に関する一考察 ─ 日韓対照分析を視野に入れて ─}, volume = {100}, year = {2023}, yomi = {キム, ジヒヨン and キム, ジヒヨン} }