@article{oai:miyazaki-u.repo.nii.ac.jp:00006292, author = {西田, 伸 and 岩本, 俊孝 and Iwamoto, Toshitaka and Nishida, Shin and 岩本, 俊孝 and Iwamoto, Toshitaka}, journal = {宮崎大学教育学部紀要, Memoirs of the Faculty of Education, Miyazaki University.}, month = {Mar}, note = {日本固有種で国の特別天然記念物であるニホンカモシカ Capricornis crispus(Temminck)において、特に九州個体群はその数を減らしており、環境省のレッドリストにおいても絶滅の恐れのある地域個体群(LP)とされている。個体数の推定には糞塊法や糞粒法が用いられているが、ニホンカモシカと一部同所的に生息するニホンジカの糞粒の形状は類似する。糞塊/ 糞粒の種の判別はより正確な個体数推定に必須である。近年この種判別において、DNA解析法が頻用されている。本報告では、簡易かつ迅速でより安価なDNA種判別の開発を試みた。mtDNA12S rRNA領域を対象とした種特異的プライマーセットを新たに設計し、簡易DNA抽出法と阻害物質抵抗性DNA合成酵素によるPCRとを併用することで、作業時間2.5時間、かつ従来法の1/4のコストでの種判別が可能となった。実際に野外より採取された糞塊試料(n=387)についてこの方法を適用したところ、その解析成功率は92.3%となった。さらに解析困難試料については、DNA抽出法等を変更することで、最終的に97.2%の試料について、カモシカ/シカの判別に成功した。}, pages = {75--83}, title = {カモシカ/シカ糞の簡易DNA抽出 − PCR法による種判別 -新規プライマーセット・阻害物質抵抗性DNA合成酵素による安価・迅速な識別-}, volume = {96}, year = {2021}, yomi = {イワモト, トシタカ and イワモト, トシタカ} }