@article{oai:miyazaki-u.repo.nii.ac.jp:00000452, author = {山野, 明日香 and Yamano, Asuka and 石井, 康之 and Ishii, Yasuyuki and 森, 康太郎 and Mori, Koutarou and 濵野, 琴美 and 中原, 智晃 and 井戸田, 幸子 and Idota, Sachiko and 山野, 明日香 and Yamano, Asuka and 森, 康太郎 and Mori, Koutarou and Hamano, Kotomi and Nakahara, Tomoaki}, issue = {78}, journal = {日本作物学会九州支部会報, Report of the Kyushu Branch of the Crop Science Society of Japan}, month = {May}, note = {暖地型イネ科牧草のネピアグラス(Pennisetum purpureum Schumach)は,生産性の高さから,飼料作物としての用途に加えてバイオエタノール原料や重金属に対するファイトレメディエーション機能が検討されている.本草種の効率的な栄養苗生産方法が確立されておらず,栽培上のネックとなっている.そこで本研究ではセル-トレイによるネピアグラスの栄養苗生産技術を適用して,栄養苗の生産時期の影響,品種間差および栄養苗出荷前の剪葉処理の影響を検討し,効率的な苗増殖技術を確立することを目的とした.苗生産は圃場で成育した母本を11月に(以下秋苗と称する),およびポット栽培した母本を温室内で越冬させた後の3~4月に(春苗)各々苗生産を行った.従前のように5月に株分けした再生茎から採取した苗(従来苗)を対照とした.供試品種は,秋苗では矮性晩生品種(dwarf-late,以下DL) および普通品種のWruk wona(WK),春苗ではDL,矮性早生品種(dwarf-early,以下DE),WK,および普通品種のMerkeron(ME),従来苗ではDLとした(実験1).実験2では栄養苗植え付け後の定着促進・苗質の向上を目的とし,実験1で生産された秋苗のDLとWKを供試し2011年4月16日に地上5cm高で剪葉した区(剪葉区) と無処理の対照区を各々3反復設け,処理38日後の5月24日に草丈,茎数,乾物重を調査した.栄養苗の生産時間(人・分/本)は,従来苗のDLが1.40と有意に高く,秋・春苗では0.20-0.48と約1/7-1/3に低下し,春苗のDLで最も省力的であった.苗の増殖効率はDLを除いた春苗で概して低下し,これは腋芽が分げつに伸長しやすく,苗生産可能な腋芽数が減少したことによると推察されるが,従来法に比べると有意に増加した。セル-トレイ植え付け45(春苗)~47(秋苗) 日後の萌芽率は,秋苗では54-55%と低くなったのに対し,春苗では82-95%でいずれも高くなった.今後の課題としては,秋苗では萌芽率が低く栄養苗の生育が不揃いとなりやすいこと,越冬期間に温室内の苗管理を長期間要すること,母茎が硬く節間の切り分けが多労なことが挙げられる.一方春苗では,母茎が柔らかく切り分けが容易で,萌芽率が高いこと,栄養苗の管理期間が短いなどの利点があるが,増殖効率の向上が課題である.剪葉処理によりDL,WKともに栄養苗の乾物重が有意に減少(P<0.05) したが,茎数はWKでは有意に増加し,DLでは増加の傾向であり,茎数増加が栄養苗移植後の初期成長を促進する効果が推察される.}, pages = {25--28}, title = {ネピアグラスの効率的栄養苗生産に向けた品種・時期別苗生産の特徴と剪葉処理の効果}, year = {2012}, yomi = {ヤマノ, アスカ and イシイ, ヤスユキ and モリ, コウタロウ and ハマノ, コトミ and Hamano, Kotomi and ナカハラ, トモアキ and イドタ, サチコ and ヤマノ, アスカ and モリ, コウタロウ} }