@article{oai:miyazaki-u.repo.nii.ac.jp:00004494, author = {細川, 吉晴 and Hosokawa, Yoshiharu}, journal = {沖縄畜産}, month = {}, note = {黒島の放牧地はセンターから放射状に牧区配置を行い,牛の省力管理から持続的な素牛生産に寄与している。筆者は草地利用の向上を図るために牧柵等放牧施設を合理的に配置設計し多くの放牧試験を行ってきた。草地利用に関わる牧区配置について,既往研究成果や黒島の放牧地などを整理検討した結果,以下のように要約される。 1.センターから放射状に牧区配置した中で,放牧頭数に合わせて1日で輸換放牧することは,短草利用から日増体量の顕著な改善につながった。傾斜放牧地でもセンターから放射状に牧区配置すると,集約放牧となり草生産量,草地利用率および牧養力を改善できた。また,慣行的に粗放放牧してきた傾斜放牧地でも,飲水施設や飼槽あるいは飼槽付き連動スタンチョンを配しコンパネ目隠しのセンターから放射状に小面積で牧区配置すると草地の高度利用を実現できた。 2.黒島の放牧地の多くは,センターから放射状配置した牧区レイアウトのため省力な牛群管理としているほか,センターは庇陰林や飼槽付き連動スタンチョン,飲水施設があるため牛群が集合・休息しやすく,頭数や発情・疾病牛の確認を高齢者でも容易にしていると思われる。八重山地域型牧区配置モデルはセンターから放射状に牧区配置するものであるが,草地利用を一層高めるにはセンターから遠い個所に庇陰林と飲水施設を設置する必要がある。}, pages = {17--25}, title = {亜熱帯草地の放牧技術に関する研究. 25.草地利用に関わる牧区配置を既往研究と黒島の牧場から考察する}, volume = {46}, year = {2011}, yomi = {ホソカワ, ヨシハル} }