@techreport{oai:miyazaki-u.repo.nii.ac.jp:00002088, author = {松井, 隆尚}, month = {2020-06-21}, note = {スギ(Cryptomeria japonica D. Don)材の炭化をいろいろな温度で行い,炭化生成物である木ガス,木タール,木酢液および炭化物(木炭)の物質収支,物性および成分分析を総合的に研究した。木ガス成分は炭化温度600℃までで一酸化炭素と二酸化炭素が,600℃以上では水素とメタンの発生が主となる。木酢液・木タールの生成は400℃まででほぼ終了し,またスギ材木酢液にはシリンゴール類が全く含有されていない特徴があった。炭化物の赤外スペクトル測定から炭化温度400℃でカルボニル基やオレフィン基が生成し,さらに高温で黒鉛化が進むことがわかり,また電子スピン共鳴(ESR)スペクトル測定から炭化温度400-600℃でラジカル種の発生により熱分解が活発に起こることがわかった。悪臭ガスであるアンモニアと硫化水素の炭化物による吸着作用を調べた。アンモニアガス吸着は炭化温度400℃の炭化物で速く,硫化水素吸着は炭化温度800℃の炭化物で速い。これらの吸着は炭化物の酸性やアルカリ性に起因する化学吸着と推定した。}, title = {木質系バイオマスの炭化と生成物の分析および環境浄化・保全機能物質の開発}, year = {}, yomi = {マツイ, タカナオ} }