@article{oai:miyazaki-u.repo.nii.ac.jp:00001366, author = {Komatsu, Hiroyuki and 小松, 弘幸 and Hara, Seiichiro and 原, 誠一郎 and Yamada, Kazuhiro and 山田, 和弘 and Sato, Yuji and 佐藤, 祐二 and Fujimoto, Shouichi and 藤元, 昭一 and Eto, Tanenao and 江藤, 胤尚}, issue = {2}, journal = {宮崎県医師会医学会誌, The Journal of the Miyazaki Medical Association}, month = {Sep}, note = {目的:IgA腎症患者の臨床症候および臨床所見と組織所見との関連を検討する。対象と方法:対象は過去17年間に当科で腎生検を施行された793例中,IgA腎症と診断された267例。臨床症候の分類はWHO分類(1995年改訂)に準じて,また,臨床所見および組織所見の評価はIgA腎症診療指針(厚生労働省・日本腎臓学会合同委員会,1995年)の予後判定基準に基づいて行った。個々の症例において臨床症候と組織所見との関連を検討し,また,臨床所見による予後分類群と組織所見による予後分類群の一致性を検討した。結果:腎生検時の平均年齢は30.4歳。男女比は1:1.2。発見時の臨床症候は無症候性血尿・蛋白尿が48.3%と約半数を占め,続いて肉眼的血尿18.4%,慢性腎炎症候群15.4%,ネフローゼ症候群11.2%,急性腎炎症候群5.6%の順であった。無症候性血尿・蛋白尿で発見された症例の58%は,組織学的に予後比較的不良群および不良群の所見を呈していた。腎生検時の臨床所見では予後比較的不良群と不良群に53%が分類されたのに対し,組織所見では69%が両群に分類され,両所見の重症度評価に乖離がみられた。乖離が生じた原因として,臨床所見が予後比較的不良群および不良群に分類されなかった124例のうち57例(46%)が,組織所見では予後比較的不良群および不良群に分類されたことが考えられた。まとめ:無症候性血尿・蛋白尿で発見された例や血圧・腎機能正常で尿蛋白が軽微な例でも,腎組織は予後比較的不良群・不良群に分類される進行性病変を呈する場合がある。したがって,腎機能が正常でも血尿・蛋白尿が持続する例では,腎生検の必要性も視野に入れた慎重な経過観察が重要である。}, pages = {115--119}, title = {IgA腎症267例の臨床病理学的検討}, volume = {27}, year = {2003}, yomi = {コマツ, ヒロユキ and ハラ, セイイチロウ and ヤマダ, カズヒロ and サトウ, ユウジ and フジモト, シヨウイチ and エトウ, タネナオ} }